定期健診・メンテナンス
定期的な予防処置を大切にしてます!
歯科医院の主な役割は虫歯と歯周病から患者様を守ること。
守るためには予防処置がとても大切です!予防処置は定期的なメンテナンスと歯質強化が必要です。
歯科治療は患者様と歯科医師・スタッフの信頼関係を築くことがとても大切であると思っております。定期健診では患者様のお口の中のウィークポイントを指摘・指導させていただきます。
定期健診で虫歯の早期発見!
早期治療!
なぜ痛くないのに虫歯の治療を急ぐの?
それはできるだけ歯の神経を保存したいからです。
歯の中には神経と血管があります。虫歯が大きくなると、
神経と血管を除去しなくてはなりません。
一度、細菌感染した歯の神経は痛くなくてもいずれ死んでしまいます。
歯の神経は他の神経に比べ非常に弱いです。
痛みの自覚症状が出ている場合は神経を取らなくてはならない可能性が高くなります!
歯の神経を取ると何が悪いの?
破折を起こしやすくなる
なるリスクが上がる
歯の保護のため歯全体をかぶせるクラウンにしなくてはならなくなり、生活歯よりも抜歯のリスクが高くなります。
しかし痛みが強い場合は日常生活に支障をきたすので、神経を取るのも仕方がない!という状態になってしまいます。
(取りたくないけど仕方がない)
歯がしみる!
知覚過敏と虫歯は違うものです!
虫歯は虫歯菌による歯質の脱灰や細菌感染で痛みがある。
→細菌感染で汚染された歯質や歯髄(神経)を取らなけらばいけない(不可逆的疾患:元に戻せない)
知覚過敏は歯ぎしりや咬合力による歯質の欠損でしみる。
→欠損部を補強したり、知覚過敏治療薬を塗布する(可逆的疾患:元に戻る)
ただし、度重なり、重度な場合は歯髄炎を引き起こし神経を取ることもあるので注意が必要です。
なぜ?定期健診を3~4か月設定しているの?
クリーニングを終了してからちょうど3~4か月後に口の中の歯周病菌が増殖してしまう傾向があるからです。
(下記のグラフ参照:学術論文の報告)
歯周病の予防で一番大切なことは口の中の歯周病菌数を減らすことです。
虫歯の予防
定期的なフッ素塗布やハイドロキシアパタイト配合洗浄剤でのクリーニングを行うと虫歯になりにくくなります。
歯ブラシを毎日しているけど、実は磨けていなかったり、磨き残しや汚れているのに気付いていなかったり・・・
治療後元に戻る歯周病原因菌
歯周ポケット内物質の75%を占める嫌気性グラム陰性菌群はスケーリングとルートプレー二ング後減少するが、12~16週後には元の菌叢に戻る傾向がみられる。(学術論文で報告されています)
歯は毎日傷ついてます
食事と睡眠時の歯ぎしり、食いしばりで歯に傷がつきます。
歯は唾液内のカルシウムなどで再石灰化し、自己修復しています。
歯が汚れると、再生修復を阻害され、歯の傷と再生のバランスが崩れて虫歯や知覚過敏になります。
また、歯にキズがつくと着色がつきやすくなります。
当院では歯の再生力を助けるポリッシングペースト(リナメル)を使用しております。
リナメル
デンタルフラシュの再生
歯の再生力を上げ、予防に力を入れたい方はポリリン酸PMTCをおすすめします(自費治療)
PMTCについてご興味のある方はスタッフにお声がけください。
定期健診時の歯のクリーニング
①超音波スケーラー(※お掃除で痛い時は遠慮せずに申し出てください。)
超音波の振動で歯石や歯垢を取ります。効率よく除去できます。
当院には3種類の超音波スケーラーがあります。
超音波スケーラーの痛みの原因はスケーラーチップの縦振動のみの動きが主な原因です。歯のまわりのお掃除はラウンド状にするためどうしてもスケーラーチップのあたり方が垂直にあたる時があります(歯をたたくような動き)。この時痛みがでます。そのため、痛みの少ない回転式超音波スケーラーが痛がりや怖がりの人にはおすすめです!
※お掃除で痛い時は遠慮せずに申し出てください
①キャビトロン (デンツプライシロナ) |
回転式超音波スケーラーで痛みが少ない。 |
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②P-max (白水貿易) |
歯周病治療に優れて、薬液を注水しながらお掃除ができるので殺菌効果を期待できる。縦振動だが、痛み軽減モードがある 。 |
③ソルフィー (モリタ) |
スケーラーチップが豊富で効率的にお掃除できる。歯の根の治療にも使用できる。痛み軽減モードあり。 |
②手用スケーラー
痛みが苦手な方や歯周ポケットが深い方は手用スケーラーを使用します。
※お掃除で痛い時は遠慮せずに申し出てください
③回転ブラシ
歯垢、歯石を除去した後の歯面を予防ペーストでポリッシングし、滑沢に磨きます。
歯垢、歯石の再付着を軽減させます。軽度の着色も一緒に除去をします。
※保険治療によるクリーニングは規則があります(保険は疾病保険であるため、本格的な予防治療は自費治療になります)
定期健診での主な確認事項
(保険治療範囲)
- ①虫歯の確認
- 視診、レーザー、フロス、隠れた虫歯は必要であればレントゲンで検査
- ②歯周病の確認、粘膜の確認
- 歯垢、歯石の付着
歯肉からの出血、歯肉の色
歯肉に潜った歯石の確認
歯周ポケットの深さを測定
口内炎などをチェック
- ③歯の破折、ひび割れの確認
- 早期発見をして重大トラブルをできるだけ回避します。
- ④知覚過敏の確認
- 知覚過敏があると歯がしみるので無意識に歯ブラシを避けてしまい虫歯の原因になります。
- ⑤補綴物(かぶせ物、詰め物)の確認
- 不適合であると食べかすが詰まりやすく虫歯や歯周病になります。
金属は腐食し口臭の原因や身体への悪影響を招きます。
- ⑥顎骨内の状態を調べます
- レントゲン検査をします(撮影の目安1年~2年の間隔)
- ⑦嚙み合わせの確認
- 咬合紙(赤い紙)で左右の嚙み合わせのバランスを見たり、歯ぎしりの動きを確認します。
- ⑧スプリント(マウスピース)の確認
- 歯ぎしりが強くマウスピースを使用している方は調整・確認をします。
- ⑨歯の根の病気(根尖病巣)の確認
- 神経を取った歯は根の病気になることがあります。
銀歯は平均で5~7年ぐらいで寿命が来ます。古い銀歯は口臭の原因、虫歯のリスクが高くなります。
ご自宅でのケアについて
歯間部は虫歯になりやすい!だからフロスは重要です
①完璧に近い歯の清掃をするために!
歯ブラシの当たりにくい歯間部の汚れを落とします。
歯ブラシではどんなに頑張っても80%までのよごれ除去率のためフロスの補助が必要です。
②口臭予防にも効果的!
歯間部の汚れは溜まりやすく口臭の原因になっていることもあります。
③フロスでセルフチェックをしましょう!
フロスの引っ掛かりは虫歯などのトラブルが起きている可能性があります!フロスがパチンと入るのが理想的です。
フロスの通りが緩い所は、歯周病の注意が必要です。
歯間部のプラークがゴッソリ取りれます。
他のフロスと違います(高品質)
フロアフロス MADE IN ITALY
口臭予防・ウイルス感染予防・細菌感染予防・口内炎治療に効果があります。特に口臭予防におすすめです。
3Sウォーター 次亜塩素酸水
歯ブラシの選び方 質の良い歯磨き
良い歯ブラシを使わないとしっかり磨くことができません
歯ブラシの後、歯がつるつるに感じますか?
歯ブラシの毛先が開いていたり、硬すぎる歯ブラシは効率が悪く、磨き残しの原因になります。
歯ブラシは2週間で交換するのが理想的です!
自分に合った歯ブラシ探しなど、ご相談は衛生士にどうぞ!
歯ブラシ指導だけで歯肉炎も改善します